TBIとは「Teeth Blushing Instruction」を略したもので、歯科衛生士による歯磨き指導のことです。歯磨き方法は歯の位置や年齢などによってさまざまで、最適な磨き方が違います。TBIは自己流の歯磨きを正し、1人ひとりに最適なブラッシング方法を指導するものです。磨き残しからくる虫歯予防に大きな効果を発揮します。
矯正治療中は歯に矯正装置がついているため磨き残しが多くなってしまいがちです。これまで以上に念入りに、丁寧に磨くことを心がけなければいけません。歯を1本ずつ磨く意識で、特に矯正装置との境目を細かく磨きます。
いしかわ矯正歯科では、小児矯正治療中のお子様1人ひとりに合ったTBI(歯磨き指導)を行っています。
「リテーナー」とは、矯正装置による“歯を動かす”治療を終えた後につける装置です。正しい位置まで動かした歯が元に戻らないように、“歯を動かさない”保定装置をつけます。
リテーナーのしくみ
リテーナーは、歯の外側に沿っている針金(唇側誘導線)と歯の裏側に沿っているプレート(レジン製)でできています。矯正した歯をその位置に保ちながら、1本1本の歯は小さな揺れを許しつつ、歯茎やその下の骨を新しい位置になじませます。最終的には歯・歯茎・骨をその位置で安定させ、しっかりと噛めるようにします。
外しっぱなしは厳禁!
リテーナーは取り外しができるため、歯磨きがしづらくなることはありません。ただし長い時間外したままでいると歯が少しずつ元に戻ってしまい、リテーナーが入らなかったり痛くなったりしてしまいます。歯が戻っている自覚はなくても、放置していれば必ず戻ってしまいます。いつのまにか矯正治療で正した歯並びがすっかり元通り、治療がふりだしに戻ってしまうことだってあるのです。それまでの治療期間・治療費がすべてパーです。つけ忘れには絶対に注意してください。
壊れやすいので注意!
リテーナーは、装着時の違和感をなくすためにプレートを薄く作っています。歯磨きのときの洗浄で強く力を入れたり落としたりすると割れてしまうので注意してください。